クラスTシャツは、学校の行事で着るために作るオリジナルのユニフォームです。はじまりは80年代末から90年代の頭頃であるという説がありますが、どこの学校や個人が起源になったのかまでははっきりしていません。そしてそれを作るに至った経緯や目的も不明です。初期の頃は、自前のシルクスクリーンやアイロンプリントを使ってクラスTシャツに印刷していたケースもあったようです。
それが時代が流れるとともに少しずつ変化して、自分達が考えたデザインをお店に頼んでプリントしてもらうスタイルになっていきました。現在ではデザインもすべてプロに任せることができるサービスも登場しており、そういったものを使用することで市販品とほぼ変わらないレベルの仕上がりのTシャツを手にすることも可能です。またクラスTシャツという名称にはなっていますが、必ずTシャツを使わなくてはいけないという決まりはありません。実際に学校やクラスによっては、トレーナーや厚手のパーカーといったものを土台として使用する場合もあります。
あるいは、ポロシャツやタンクトップのような衣類を、クラスTシャツの土台として使うこともあったりします。そんなふうに、季節やそれぞれの好みに合わせて使用する素材をTシャツ以外にするということも可能です。ただ土台をTシャツにすることで、後から生徒自身が手を加えやすくなるというメリットがあります。そうしてアレンジしたTシャツを着用して、学校行事に参加するという楽しみも味わえます。